今回は、僕が投資を始めたきっかけについて書いていきたいと思います。
なぜ僕は投資を始めたのか?
僕が投資を始めた理由は、はっきり言ってすごくネガティブな理由です。
実は、僕は学生時代から「対人恐怖症」に悩まされていました。
対人恐怖症についての詳細はここでは割愛させていただきますが、
簡単に言うと、人が怖いといった目に見えぬ病のことです。
ひどいと身内すら怖いと感じたり、仲の良かった友人ですら怖いと感じてしまうような
そんな得体のしれない病に当時悩まされていたのです。
そんな自分だったので、学生時代から私は、
「もう社会人として働くなんて無理」
「結婚なんて無理」
「引きこもりになる道しかない」
こんな思いを根底に抱え、絶望していました。
20代の大半の貴重な時間や世界を私は、ずっと曇ったメガネをかけているかのように
彩のない世界で見続けていました。
大学生になり、周りはビジョンや情熱をもって就活を頑張っている中、
自分はそもそも社会で普通に働いていけるのかすら危うい。
そんな思いを抱えて、とりあえずの就活を当時はしていました。
もちろん、企業側にはそんなことは一切、話すことはしませんでしたが。
そこから僕の思考は、社会人として立派に働いていくための努力をするという思考から、
どうにかして働かなくても生きていける方法はないかという思考に切り替わっていました。
完全に逃げの思考ですよね。
社会で普通に働いていくという選択肢を諦めたのです。
そこで、ふと頭をよぎったのが、
生前、祖父が投資により一財産築いたという話。
実は、祖父は当時、日本の個別株をやっており、四季報をみて研究しては、地道に投資を
続けていたそうです。
自分が生きる道はこれしかない。
今、振り返ると、この結論に至ったのは後に大きな人生のターニングポイントになったように思います。多くの日本人が、投資に対してネガティブな印象を持つ中、私は、唯一の生きる道として「投資」というものを捉えるに至ったのですから。
このファーストマインドは大きかったように思います。祖父には今でも本当に感謝しています。
ここから私の投資への旅が始まるわけです。
「今よりもお金を増やしたい」ではなく、「これしか生きる道がない」
決してポジティブな理由で投資を始めたわけではありませんでした。
今振り返ると、蓋をしたくなるような苦い経験でした。
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